Nateの英語学習ブログ

CEFR C2 を目指す英語学習者のブログ

英語で学ぶ

一見矛盾しているように感じるが、英語学習においては、英語を学ぶのではなく英語で学ぶことが大切だと思っている。もちろん最初にやるべきことは一定の基礎を丁寧に学ぶことであり、その部分では英語を学ぶ必要性をよく理解しているつもりである。以前にも書いたように、発音のアンラーンはその最たるものである。しかし、一定の基礎を終えた英語学習者は、英語を学ぶのではなく英語で学ぶことに焦点を移すべきである。

 

一つのわかりやすい例としては、わからないことがあったときに英語の解説動画を探すことである。もし冷蔵庫がどうやって物を冷やすことができるのか説明できなかった場合、ユーチューブで英語の解説動画を探して視聴してみると良い(最初は字幕を付けるとなお良い)と思う。もし Hello Internet というポッドキャストを知らなければ、英語のウィキペディアで調べてみるのも良いだろう(その後 CGP Grey の歴史解説動画にたどり着くことになる)。

 

英語で学ぶ環境という意味で「英語圏への留学」は外せない選択肢になるだろう。語学留学ではなく、英語で学ぶために海外の学校へ行くことは英語を強制的に使うことにもなる。先日書いた英語を使うというエントリでも同じようなことを主張したが、否応がなく英語を使わなければならない環境に置かれることは英語が上手くなるために重要だと考えている。「英語圏への留学」は英語で学ぶ環境である上に、英語を使わざるを得ない環境であり、他の制約を考慮しなければ最良なのではないかと考えている。

 

このように、半ば強制的に英語で学ぶ環境を作ることが英語学習の近道(楽な道ではない)であり、一定以上の英語学習者は一度は検討すると良いだろう。