Nateの英語学習ブログ

CEFR C2 を目指す英語学習者のブログ

英語学習の目標

私の英語学習の目標は「母国語で話せることを全て話せるようになる」ことである。これは Dr English 先生のスピーキングの目標と同じものだが*1、自分にとって重要なポイントは英語学習の目標が母国語と同じレベルでコミュニケーションが取れることにあることである。そして、そこにはいくつかの不文律あるいは必要性が存在する。

 

第一に、ネイティブのような英語を話す必要はない。私は黄色人種の日本人であり、ネイティブのような英語を話せたとしても白人にも黒人にもなれるわけではない。「日系人なの?」と間違えられることが目標であるのであれば、お好きにどうぞの世界である。私にそのような趣味はない。

 

第二に、ネイティブのような英語を話す必要はないが、世界共通言語としての英語を流暢に操る必要はある。私は黄色人種の日本人であるが、同時に地球に住む人類の一員である。インターネットによって物理的な距離を超えることができるこの時代において、その共通言語を満足に使えないことはおもしろくないと思っている。仕事にしてもプライベートにしても、英語ができることは強みになることはないが弱みになることはある。換言すると、共通言語を満足に理解できないあるいは幼稚な表現しかできない人間と仲良くなろうと思ってくれるお人よしはそうそう存在しないのが世界の現実であり、同じ土俵に立つためには避けて通れない道なのである。そして、ここで求められる流暢さは普通の日本人から見ると「ネイティブのような英語を話し」ているように見えるレベルである。

 

第三に、言葉の流暢さだけでは不十分である。つまり、内容が伴っている必要があるということである。先のエントリにある Dr English 先生の言葉を借りれば、「自分の教養・背景知識への理解と意見の構築力や表現力」を絶えず高める努力が人生を通じて必要なのである。私は自分が話す英語の内容でネイティブを含む多くの人に尊敬されたいと思っているし、そうなるべく努力を続けていこうと思っている。

 

話す言葉(英語)は外見であり、話す内容は中身である。外見を磨く努力を絶えず続けつつ、中身も大器晩成という言葉を信じて磨いていく必要があると思っている。当たり前の話であるが、私にとっては英語学習の目標にもつながる重要な話であり、改めて書いておくのも悪くないなと考えたのである。