Nateの英語学習ブログ

CEFR C2 を目指す英語学習者のブログ

英単語が基本文型通りに出てこない

個人的な悩みに関するエントリ。

 

恐らく多くの英語学習者と共通している私の悩みは「相対的にスピーキングが弱い」というものである。より具体的には、基本文型通りに英語が出てこない、というものである。ここでの基本文型とはいわゆる五文型、SV, SVO, SVC, SVOO, SVOC であり、この文型通りに英単語が口から出るようになるまでスピーキングが鍛えられていない、ということが悩みである。

 

考えられる一つの原因としては、文型の練習の不足、すなわち、動詞ベースで考えることができていないことが挙げられるのではないか。アンチ瞬間英作文派の私としては非常に悔しいのだが*1、対策としては、文型練習を大量に回すしかないのだろうか。それとも例文インプットの総量が足りていないので、引き続き Anki を使って例文音読例文暗唱に勤しむべきだろうか。

 

また別の視点から考えると、ネイティブのスピードで話そうとしているため文型通りに言葉が出てこないのであり、もっとゆっくり文型を意識して話す訓練をすればじきに文型通りに英語が出てくるようになるのではないか、ということも挙げられる。しかし、ネイティブとの日常コミュニケーションにおいてゆっくり話すことは恐怖を伴う試みである。

 

というのも、「相対的にスピーキングが弱い」ということは必ずしも「英語で自然なコミュニケーションが取れない」というわけでもないのである。すなわち、私の周囲の人間は私程度の英語であっても意思疎通は問題なく行うことができる。これは反射的に出てくる英会話フレーズのおかげとも言えるだろうし、単文の組み合わせで乗り切っているからとも言えるだろう。そのため、ネイティブとの普段の会話で文型を意識してゆっくり話すことは、この流れを切ってしまうことになる。例えるならば同世代の会話に 90 代以上のお爺さんが加わるイメージだろうか。会話のテンポがなくなり、ハブられてしまうだろう。今の私にとって会話の流れを切ってしまうことは、文型通りに話せないことよりも大きな悩みになってしまうだろう。

 

とはいえ私は「正しい対策が必要である」と書いた人間なので、どこかで折り合いをつけなければいけないと考えている。それは今すぐなのか、それともプロジェクトが終了したときなのか分からないが、決断しなければならない。ただ、今すぐは上のような理由でおそらく無理である。そのため当座は「英語で独り言」をする間のみ、文型を意識してゆっくり話してみようと思っている。

*1:とはいえ、悔しがっている暇などない